2010-07-17 Sat

以前の"ほたての照り焼きシンプル和弁当"にて、
葉蘭(はらん)を使った手作りの仕切りを紹介しました。
今回はその仕切りの作り方を(少し趣味のセカイですが)紹介したいと思います!
葉蘭(はらん)は、よく庭の日陰などに生えているものですが、
昔からその防腐効果をいかして、寿司や弁当などを包んだり、下に敷いたり、
仕切りに使ったりしていました。
いまでも、料理屋の弁当やおせちに葉蘭が仕切りに使われているのを見かけます。

※嫁の実家から拝借してきた葉蘭。葉蘭はそのしっかりとした厚みや艶も料理に使うのに適していそうです。
みなさんがお弁当の仕切りに使っている"バラン"といわれる
緑色のポリ包材の仕切りも元々は、天然に生えている葉蘭を使って作られていました。

葉蘭は寿司屋や料理屋ではたまに飾り切りにもされるようですが、
“そんなこと無意味!”とはいいませんが、家庭で葉蘭を活用するなら、
手作りの仕切りが作れたら最高だと思っています!
前置きが長くなりましたが、葉蘭を使って作る仕切りの切り方をまとめてみました。
(専門用語では"せきしょ"という切り方のようです)
◎葉蘭(はらん)の仕切りの作り方◎

まず用意するものは、葉蘭、ぺティナイフ、まな板です。
ぺティナイフは作業しやすいように、さらしを刃元に巻いて刃先だけを出してあげます。
そうすることで包丁が握りやすくなります!
また、まな板は木のまな板を使うと細かい切傷がついてしまうので避けたほうがよいと思います。


次に葉蘭をきれいに水洗いして、布でふいて汚れを取ります。
雑菌が気になる方は、このときに焼酎拭きをしたり、アルコール拭きをしてください。
用意ができたら、葉先と葉元を切り落とし、真ん中の色のきれいな部分を10センチほどの長さに切ります。


その中央を山→谷→山→谷と切っていくのです。
そのときに重要なことは"山・谷に強弱をつけること"です。
そうすることで、出来上がりが均一な工業品のようではなく、自然な崩れがでてくれます。

あとはきちんとラップして、お弁当を作る時にいつものように仕切りに使います。
緑色が少ないおかずの組み合わせでも、緑の仕切りが入ることで彩りよく仕上がります!

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